『僕のヒーローアカデミア』の物語の中心となるのが、雄英高校ヒーロー科1年A組。個性も性格もまったく違う20人が、それぞれの夢を胸にプロヒーローを目指しています。
この記事では、これから作品を見る人、見始めたばかりの人に向けて、A組のメンバーをざっくり紹介します。「誰がどんなキャラなのか」を把握しておくと、物語がより楽しめます!
はじめに:1年A組ってどんなクラス?
雄英高校は日本一のヒーロー養成学校で、その中でもヒーロー科は選ばれた生徒だけが入れるエリートコースです。1年A組には20人の生徒が在籍しており、それぞれが個性的な能力を持っています。
ヒロアカの世界観やストーリーをまだよく知らない方は、ヒロアカのストーリー解説記事を先に読んでおくと理解が深まります。
このクラスには主人公のデクをはじめ、将来のトップヒーロー候補がひしめいています。授業や訓練を通じて、ライバルでありながら仲間として成長していく姿が見どころです。
A組の先輩やプロヒーローについては、プロヒーロー&先輩キャラクター紹介記事で詳しく解説しています。
中心メンバー:物語を動かす5人
緑谷出久(みどりや・いずく)
個性:ワン・フォー・オール
本作の主人公。もともとは個性を持たない「無個性」でしたが、憧れのオールマイトから特別な個性を受け継ぎました。
努力家で分析力が高く、仲間のことを第一に考えるタイプ。失敗しても諦めず、そこから学んで成長していく姿勢が魅力です。ヒーローオタクな一面もあり、他人の個性や戦術を詳しく記録しています。
爆豪勝己(ばくごう・かつき)
個性:爆破
デクの幼なじみで、幼少期から天才肌。手のひらから爆発を起こす個性を持ち、戦闘センスは抜群です。
短気で負けず嫌いな性格ですが、実は誰よりも努力を重ねている努力家。荒っぽい言動の裏に隠された繊細さや成長が、物語が進むにつれて描かれていきます。デクとの関係性の変化も見どころのひとつです。
轟焦凍(とどろき・しょうと)
個性:半冷半燃
炎のヒーローであるエンデヴァーの息子。右半身で氷、左半身で炎を操る強力な個性を持っています。
冷静で物静かな性格ですが、家族との複雑な関係を抱えています。当初は父への反発から炎の力を使おうとしませんでしたが、デクとの戦いをきっかけに自分自身と向き合うようになります。成長過程がていねいに描かれるキャラクターです。
麗日お茶子(うららか・おちゃこ)
個性:無重力(ゼログラビティ)
触れたものを無重力状態にできる個性の持ち主。明るく素直な性格で、A組のムードメーカー的存在です。
家計を支えるためにヒーローを目指したという現実的な動機を持っていますが、物語が進むにつれて「人を助けたい」という純粋な想いが強くなっていきます。デクに好意を寄せている様子も描かれており、感情表現の豊かさが魅力です。
飯田天哉(いいだ・てんや)
個性:エンジン
ふくらはぎにエンジンがあり、高速移動ができる個性を持つ真面目な優等生。A組のクラス委員長を務めています。
秩序を重んじる堅物タイプですが、兄の事件をきっかけに感情を表に出すようになります。仲間思いで責任感が強く、クラスのまとめ役として信頼されている存在です。
個性派揃いのクラスメイトたち
切島鋭児郎(きりしま・えいじろう)
個性:硬化
体を硬化させて攻防両面に使える個性の持ち主。熱血で男気があり、誰とでも仲良くなれる性格です。
男らしく、熱いソウルを持っています。派手さはありませんが堅実な戦闘スタイルで、自信がなかった過去を乗り越えて成長した姿が印象的です。
八百万百(やおよろず・もも)
個性:創造
自分の体から物質を作り出せる万能な個性を持つ優等生。知的で品があり、推薦入学で雄英に入りました。
序盤は自信を失う場面もありましたが、経験を重ねることでリーダーシップを発揮するようになります。判断力と応用力の高さが光るキャラクターです。
蛙吹梅雨(あすい・つゆ)
個性:蛙
蛙のような能力を持ち、長い舌や壁登り、水中活動が得意。冷静で状況を俯瞰できる判断力があります。
感情表現は控えめですが、言葉にブレがなく的確なアドバイスをするため、仲間からの信頼が厚いです。「梅雨ちゃん」の愛称で親しまれています。
常闇踏陰(とこやみ・ふみかげ)
個性:ダークシャドウ
闇に潜む影を操る個性を持つ、見た目も性格もクールな生徒。真面目で哲学的な発言が多いです。
個性の扱いが難しく、明るい場所では弱くなる一方、暗闇では制御が難しくなります。それでも訓練を重ねて着実に実力を伸ばしており、仲間思いで責任感のある人物です。
耳郎響香(じろう・きょうか)
個性:イヤホンジャック
耳のイヤホンジャックを伸ばして音を拾ったり、振動を与えたりできる個性。クールな性格で音楽が好きです。
情報収集能力が高く、偵察や索敵で活躍する個性の持ち主。楽器の演奏も得意で、感受性豊かな一面を見せてくれます。
上鳴電気(かみなり・でんき)
個性:帯電
電気を放出できる個性を持つ、ノリの良いムードメーカー。明るくフレンドリーな性格で、場を盛り上げます。
個性を使いすぎると一時的に頭がおバカになってしまう反動がありますが、その姿も含めて人気があります。戦闘センスは意外と高く、仲間との連携プレーで活躍します。
芦戸三奈(あしど・みな)
個性:酸
酸を生成して攻撃や防御に使える個性の持ち主。明るく社交的で、クラスの空気を和ませる存在です。
人懐っこい性格で誰とでも仲良くなれるため、クラスメイトからも愛されています。戦闘時は酸の応用力で攻防どちらにも対応できる器用なタイプです。
その他のクラスメイトたち
葉隠透(はがくれ・とおる)
個性:透明化
常に透明な状態の女子生徒。快活でポジティブな性格です。戦闘ではステルス的な役割を担い、明るい性格でチームの潤滑油となっています。
青山優雅(あおやま・ゆうが)
個性:ネビルレーザー
お腹から光線を放つ個性を持つナルシスト。マイペースに見えますが、実は繊細で意外な秘密を抱えています。
瀬呂範太(せろ・はんた)
個性:テープ
腕からテープを出して移動や拘束に使える個性。明るくフレンドリーな性格で、サポート力が高くチーム戦で活躍します。
砂藤力道(さとう・りきどう)
個性:シュガードープ
糖分を摂取するとパワーアップする個性の持ち主。穏やかで温厚な性格で、料理が得意な家庭的な一面もあります。
尾白猿夫(おじろ・ましらお)
個性:尻尾
尻尾を使った格闘が得意。礼儀正しく実直な性格で、派手さはありませんが堅実な戦い方で信頼されています。
障子目蔵(しょうじ・めぞう)
個性:複製腕
体から複数の腕を生やして感覚器官を複製できる個性。冷静で落ち着いた性格で、防御力が高く仲間のサポート役として頼れる存在です。
口田甲司(こうだ・こうじ)
個性:動物ボイス
動物と心を通わせることができる個性の持ち主。無口で優しい性格ですが、要所で頼もしい働きを見せます。
注目したいキャラクター同士の関係性
A組を見る上で特に注目してほしいのが、キャラクター同士の関係性です。それぞれが影響を与え合いながら成長していく姿が、この作品の魅力のひとつです。
デクと爆豪:幼なじみの複雑な関係
幼い頃から一緒だった二人ですが、関係は単純ではありません。爆豪の優越感とデクの成長が交錯し、互いを認め合うまでの過程が物語の大きな軸になっています。二人の関係性の変化は必見です。
デク・轟・飯田:インターン編を経た3人の友情
体育祭で戦ったデクと轟、そして飯田。インターン編での出来事を経て、3人は深い絆で結ばれます。互いの痛みを知り、支え合える仲間になっていく過程が丁寧に描かれています。
爆豪と切島:まっすぐさと潔さが噛み合うコンビ
熱血でまっすぐな切島と、勝ちにこだわり潔さのあるかっちゃん。切島のまっすぐな性格と爆豪の潔さが噛み合い、自然と息の合った関係を築いています。爆豪も切島には心を開く場面が多く、二人の信頼関係は見ていて気持ちが良いです。
デク・飯田・お茶子:初期からの仲良しトリオ
物語序盤から行動を共にすることが多い3人組。互いに支え合い、励まし合う関係です。それぞれが成長していく中でも、この3人の絆は変わらず描かれています。
上鳴・切島・瀬呂・芦戸:クラスのムードメーカー組
いつも一緒にいる仲良しグループ。明るくノリが良い4人で、クラスの雰囲気を盛り上げます。戦闘時も息の合った連携を見せることが多く、チームワークの良さが光ります。
爆豪と轟:静かなトップ争い
二人が話しているシーンは少ないですが、トップを目指す者同士として互いを意識しています。性格は正反対ですが、実力者として認め合っている様子が随所に見られます。
これらの関係性に注目しながら見ると、戦闘シーンだけでなく日常シーンもより楽しめるはずです。キャラクター同士の絆や成長の過程を見守るのも、『ヒロアカ』の醍醐味と言えるでしょう。
まとめ:個性豊かな仲間たちとの成長物語
メインキャラクターだけでなく、サブキャラクターにも魅力的なエピソードや成長が描かれています。気になったキャラクターがいたら、ぜひ作品を見ながら彼らの活躍を追ってみてください。
各キャラクターの詳しい能力解説や名シーンについては、今後の記事で深掘りしていく予定です。お楽しみに!


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