雄英体育祭――それは、ヒーロー科の生徒たちが全国に自分の実力を見せつける大舞台。
プロヒーローたちが注目し、スカウトのチャンスもある。誰もが本気で、勝ちに来る。
そんな中、デクはオールマイトに言われる。
「次世代の象徴の卵として、君が来たことを知らしめてほしい」
この重圧、半端ないよね。まだ個性もまともにコントロールできない1年生に、「オールマイトの後継者」としての期待を背負わせる。
でも、この体育祭でデクが見せたのは、派手な勝利じゃなかった。
「余計なお世話はヒーローの本質」――この言葉を、体現した戦いだった。
今回は、デクの成長が詰まった雄英体育祭について、熱く語っていきます。
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体育祭前:「象徴の卵」としての重圧
体育祭前、オールマイトに言われた言葉。
「次世代の象徴の卵として、君が来たことを知らしめてほしい」
この言葉の重み、デクはどう受け止めたんだろう。
まだワン・フォー・オールをまともに使えない。腕や脚を壊しながらじゃないと、力を発揮できない。そんな状態で、「オールマイトの後継者」として注目される。
でも、デクは逃げなかった。クラスメイトたちが全力で挑む姿を見て、デクの闘志にも火がついた。
「自分も、全力で戦いたい」
この覚悟が、体育祭でのデクの戦いを支えたんだと思う。
障害物競走:分析力で掴んだ1位
個性を使わずに1位を取る戦略
障害物競走、デクは個性を使わなかった。
爆破、氷、地雷地帯――様々な難関を、状況判断と経験だけで乗り切って1位を獲得。
**自分の使えるものと発想を生かして1位になる。**受験の時から経験を積んで、冷静に判断して突破してるのがすごい。
デクの「頭脳戦」が光る
轟が氷で敵を凍らせた瞬間、その氷を利用して前に出る。地雷地帯では、わざと地雷を爆発させてその爆風で加速する。
デクの戦い方って、いつも「自分より強い相手の力を利用する」なんですよね。
力任せじゃなく、分析力と発想力で勝つ。これがデクらしい。
そして、この1位が次の騎馬戦での”地獄”を生むことになる。
騎馬戦:絶望的な状況から仲間と掴んだ逆転
1,000万ポイントの重圧
障害物競走で1位になったことで、デクのポイントは1,000万ポイント。
2位は205ポイントだったから、デクの鉢巻を奪えば誰でも1位になれる。つまり、全員から狙われる立場。
そのせいで誰もチームを組みたがらなかった。でも、お茶子・常闇・発目が手を差し伸べてくれた。
(発目は”宣伝目的”だったけど、お茶子と常闇は純粋に優しい!)
この3人が手を差し伸べてくれたことが、デクにとってどれだけ大きかったか。
「自分は一人じゃない」――この実感が、デクを支えたんだと思う。
逃げの戦術と、最後まで諦めない心
デクたちは全員に狙われる中で、仲間の個性とサポートアイテムを駆使して**”逃げの戦術”**を取る。
勝つために戦うんじゃなく、鉢巻を守るために逃げる。この判断、めちゃくちゃ冷静だと思う。
でも最終的に、轟チーム(轟・八百万・飯田・上鳴)と真正面からぶつかることになる。
上鳴の放電、轟の氷結――徹底的に追い詰められながらも、デクは冷静に相手の動きを読み続けた。
そして、飯田が誰にも見せていなかった**超加速「レシプロ・バースト」**を使い、デクの鉢巻を奪う。
最後の一瞬に全てを懸ける
残り時間がわずかの中、デクはチームのために奪い返そうと立ち上がる。
腕を壊さないようにイメージしながら、ギリギリのコントロールで轟から鉢巻を奪うことに成功。
ただし、その鉢巻は低ポイントのもので、タイムオーバー。
でも――。
奪い返そうとした瞬間の**”圧”**が轟をひるませ、常闇がその隙に205ポイントの鉢巻を奪っていた。
常闇くん、GJすぎる。
この騎馬戦が教えてくれたこと
この騎馬戦、デクの「諦めない心」と「仲間への信頼」が結実した瞬間だと思う。
絶望的な状況でも最後まで戦い抜く姿勢が、結果的にチームを勝利に導いた。
デクは一人じゃ何もできなかった。でも、仲間を信じて、自分にできることを全力でやった。
これが、デクの強さなんだよね。
トーナメント戦:デクの”甘さ”と”優しさ”が交錯する
【心操戦】敵の挑発に乗ってしまうデクらしさ
心操人使――その個性は、問いかけに答えた人を洗脳するもの。
尾白から事前に聞いてたから対処法はわかってた。無視すればいいだけ。
でも、心操が尾白をけなしたことに、デクは反応してしまう。
ここがデクらしさだと思う。
敵の思惑に乗っかるってわかってても、許せない気持ちから反応してしまう。この甘さが弱さって見方もできるけど、デクのいいところでもあると思う。
仲間を守りたい。尾白をけなされたことが許せない。その気持ちが、戦略より先に来る。
それが、デクのヒーロー性。
「恵まれた人間はいいよな」という言葉
ワン・フォー・オールの力が暴発して洗脳を解いた後、心操が言った言葉。
「恵まれた人間はいいよな」
今までずっと無個性で、他の人にあこがれ続けてきたデクには、めちゃくちゃ効く言葉だったと思う。
デクだって、「恵まれた」わけじゃない。無個性で、バカにされて、それでも夢を諦めなかったから今がある。
でも、心操から見たら、デクは「強い個性を持った恵まれた人間」に見える。
この二人、この後あんまり絡みないけど、すごくいい対比だなって思った。
【轟戦】デクの”余計なお世話”が、轟を解放した
試合前:エンデヴァーに言い返す勇気
試合前、エンデヴァーに言われる。
「オールマイトと個性が似ているから、それを超えるかのいいテストベッドになる。みっともない試合はしないでくれ」
この言葉、デクを見下してるし、轟のことも道具扱いしてる。
普通なら怖くて何も言えないと思う。エンデヴァーはNo.2ヒーローで、圧倒的な存在感がある。実際、デクも最初はビビってた。
でも、デクは言い返す。
「自分はオールマイトではない。轟君もあなたじゃない」
最初エンデヴァー見てちょっとビビってたのに、これをしっかり言えるところがデクの怖いところでまっすぐでいいところ。
轟のために、エンデヴァーに立ち向かう。これがもう、デクのヒーロー性だよね。
轟の過去を知って、助けたいと思った
騎馬戦の時、轟はデクに自分の過去を話していた。
エンデヴァーがオールマイトを超えるために、轟を”作品”として育てたこと。母親が精神的に追い詰められて、轟の顔に熱湯をかけてしまったこと。
だから轟は、炎を使わないと決めていた。父親を完全否定するために。
轟の過去を知ったからこそ、デクは思った。
「つらい経験から今があるからって、そこに縛られて苦しむ必要はない。助けたい」
だから、轟に全力でぶつかるデクの戦い方。
指を壊しながら、それでも挑み続ける
デクの戦い方は、轟の氷に対して指を自損して打ち消すというもの。
デクに取れる手はこれしか無いから、その中で勝機を見つけるしかなかった。
轟はひたすら氷での攻撃を続けてくる。デクは追い詰められるが、轟が自分ではなくエンデヴァーを意識していることに気づく。
自分含めみんなが勝って目標に近づこうとしている中で、半分の力で勝つと言っている轟。
デクは叫ぶ。
「全力でかかってこい!」
轟が縛られてるからこそ、そう煽って解放しようとしてるんだと思う。天才でずっと轟が本気を出すというか、何にも縛られず夢中になることがなかったんだと思う。
「君の力じゃないか」――この言葉が全て
デクは激痛に耐えながらも、轟に挑み続ける。
なんでそこまでするか。期待に応えられるようなヒーローになりたいから全力でやってる。
轟の境遇が過酷だったとしても、他の全力でヒーローになりたいと思う人に失礼だ。
轟は全力でヒーローになりたいと思ってるわけではなく、父親への復讐心で動いているから。
**「親父の力なんて使ってたまるか」**という轟に対し、デクは言う。
「君の力じゃないか」
この言葉。
轟は、昔のヒーローに純粋になりたいと思った時のことを思い出した。そして、左側の炎を使う。
その時、轟は父親のことを全く考えてなかった。
ただ、ヒーローになりたいと思った自分を思い出した。
デクの言葉が、轟を過去から解放したんだと思う。
結果は負け、でも――
全力の炎と氷を使った轟と対面して、デクは負けることになる。
派手に場外に吹き飛ばされて、ボロボロになって。
でも、デクは負けたことを悔しがってなかったと思う。
轟が笑ってたから。
轟が、父親のことを忘れて、純粋にヒーローとして戦えたから。
それだけで、デクにとっては意味があった戦いだったんだと思う。
試合後:「余計なお世話はヒーローの本質」
試合後、リカバリーガールに無理させすぎって言われる。
デクは言う。
「轟くんが悲しすぎるから、余計なお世話をしてしまった」
この言葉、デクの本音だと思う。
勝ちたかったわけじゃない。轟を助けたかっただけ。でも、それが「余計なお世話」だったかもしれないって、デクは不安だった。
そこにオールマイトが言う。
「余計なお世話はヒーローの本質だ」
この言葉、めちゃくちゃ刺さる。
ヒーローって、頼まれてから助けるんじゃない。困ってる人がいたら、勝手に助ける。それが「余計なお世話」だとしても。
そういうヒーロー性を持ってるデクが、オールマイトに刺さったんだなって思った。
デクはただ轟を助けたい一心で戦ってた。これがデクの全てだよね。
雄英体育祭が教えてくれたこと
デクは「勝つため」じゃなく「助けるため」に戦う
障害物競走では分析力で1位を取った。
騎馬戦では仲間を信じて逆転した。
心操戦では仲間をけなされて反応してしまった。
轟戦では勝ちより轟を助けることを優先した。
全部、「助けたい」が先に来てる。
デクの戦いって、いつも誰かのため。自分の勝利より、誰かを救うことが優先される。
それが、デクのヒーロー性。
「余計なお世話」を恐れないヒーロー
轟戦でデクが見せたのは、「余計なお世話を恐れない勇気」だと思う。
轟から頼まれたわけじゃない。むしろ、「手を出すな」って拒絶されてた。
でも、デクは動いた。轟が苦しんでるのを見て、助けたいと思ったから。
それが「余計なお世話」だとしても、デクは動く。
これが、オールマイトがデクを後継者に選んだ理由なんだよね。
まとめ:デクが”ヒーロー”を証明した大舞台
雄英体育祭、デクは優勝できなかった。
トーナメント戦も、2回戦で負けた。
でも、デクが一番”ヒーロー”だった。
象徴の卵として注目される中で、デクが見せたのは圧倒的な強さじゃなかった。
「誰かを助けたい」という、純粋な想い。
「余計なお世話」を恐れない勇気。
仲間を信じて、最後まで諦めない心。
これが、緑谷出久――デクというヒーローなんだと思う。
体育祭が終わって、デクは少し変わった。
**「自分にもできることがある」**って、少し自信がついた。
でもまだまだ未熟で、これから先もっと厳しい戦いが待ってる。
ステインとの戦い、マスキュラーとの死闘、かっちゃんとの本音のぶつかり合い――。
デクの成長は、ここから加速していく。
次は、【ステイン編~期末試験編】で!


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